漫画原作者【剣名舞】先生に学ぶ漫画原作の書き方講座

日本のテレビドラマは、漫画原作を脚色した作品が非常に多いです。もしかしたら、日本の脚本家にオリジナルな物語が作れないからかもしれませんが、はっきりとした理由はわかりません。

ただ、確実に言えるのは、日本の漫画は非常に面白いということです。

漫画業界には、驚くほど独創的なストーリーテラーがたくさんいます。映画業界やテレビドラマ業界より、漫画業界のほうが人材の層が厚いような気がします。

多くの傑出した才能が漫画業界に流れるのは、なぜでしょうか?

彼ら彼女らが映画業界やテレビドラマ業界に来てくれたら、もっと面白い作品ができるのにと思われているかたは少なくないでしょう。

アメリカでは映画はポップコーンを食べたりコーラーを飲みながら観賞する娯楽です。しかし、日本では映画はチケット料金を見る限り、娯楽というよりかは、美術館で観賞する絵画のような感じがします。

では、日本人にとって娯楽は何でしょうか? 僕は漫画だと考えています。

アメリカ人にとっての映画は、日本人にとっては漫画なのです。日本では映画はまだまだ娯楽になっていないのです。ありがたがって観賞する芸術という位置づけですね。

そして、漫画はもはや日本だけのものではなくなっているのです。世界のMANGAになっているのです。

面白い漫画作品がもっともっと出てきてくれればといつも期待しています。

このブログでも、少しでも多くの方に漫画原作者になっていただき、面白い作品をどんどん世に出してほしいという想いから、漫画原作の書き方講座を記事にします。

漫画原作者の剣名舞先生が2014年に出版された「漫画原作で印税1億円を稼ぐ方法: あなたのビジネス経験がお金に変わる!」(東洋経済新報社)をテキストにして、漫画原作の作り方を学びたいと思います。

尚、このサイトの記事は僕なりの要約であり、「剣名舞先生の漫画原作の作り方」のご紹介でもあります。

引用は「漫画原作で印税1億円を稼ぐ方法: あなたのビジネス経験がお金に変わる!」(東洋経済新報社)から行いました。このテキストと剣名舞先生の作品を読んで研究してみてください。学べることがたくさんあります。

著書のタイトルに「印税1億円」というキーワードがありますが、夢があって気持ちがいいですね。

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漫画原作の基本とは?

そもそも漫画原作者とは、どのような仕事なのでしょうか?

剣名先生によると、

「ストーリー設定やキャラクター設定、意外性のあるストーリー展開などを考案する」

のが漫画原作者の仕事であるとしています。

そして、漫画原作者向けの漫画ジャンルとして「職業もの」が挙げられます。

「職業もの」とは、ある職業をテーマとした漫画ジャンルのことで、剣名先生の代表作であれば「ザ・シェフ」や「女医レイカ」が「職業もの」に該当します。

職業をテーマとしているので、過去の経験が活かしやすいわけです。

元警察官であれば、警察官を主人公にした漫画原作を創作できるでしょう。普通の会社員であれば、多くの人が経験していますが、警察官の経験は少ないでしょうから、出版社にも重宝されるかもしれません。非常にリアルな警察漫画が作れそうです。

 

「漫画原作」の書き方は、3つの形式があります。

■小説形式

■シナリオ形式

■ネーム形式

「巨人の星」や「タイガーマスク」の梶原一騎先生は小説形式で書いていましたが、今では小説作品を漫画にする場合を除いて、小説形式で漫画原作を書く人は少ないでしょう。

いちばん多いのがシナリオ形式ではないでしょうか。

シナリオ形式とは、映画の台本と同じ形式で、剣名先生の師匠である小池一夫先生もシナリオ形式です。

漫画原作者の中には元漫画家といいますか、漫画を描かくなった漫画家もいます。そういう方は、ネーム形式で漫画原作を書くことがあります。

ネームとは漫画の設計図のようなもので、ページやコマを割った上で、ある程度の登場人物の輪郭などが描かれているものです。

絵は下手くそだけれど、ストーリー作りはうまいという漫画家志望の人が編集者に漫画原作者に転向することを勧められる場合があるようです。

 

漫画原作を作るにあたっての最大の目的は何か?

剣名先生は

「漫画原作づくりは、自分の夢や願望を形にすることから始まる」

と言っています。

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読者の日常生活の中から、なかなか夢や願望は叶いませんが、それを漫画で叶えることによって、読者にカタルシスを感じさせることができるのです。

「カタルシスとは、簡単に言うとその漫画を読んで心が晴れやかになったり沈んだ気持ちから解放されてスッキリすることを言います」

と剣名先生は説明しています。

要するに、漫画で読者をスカッとさせることが大切なのです。漫画原作を作るにあたって、最大の目的は、読者にカタルシスを与えることだと言えるでしょう。

 

カタルシスを作るには?

どうすれば読者にカタルシスを感じてもらえるのでしょうか?

剣名先生は

「読者の夢や願望を具現化するためのストーリーを考え、読者が共感・感情移入しやすい登場人物を作ることが重要です」

と言っています。

これから作る漫画原作の中に「読者の夢や願望」と「読者が共感・感情移入しやすい登場人物」を必ず盛り込むようにしなければいけないわけです。

「読者は主人公に感情移入することで作品にのめり込む」わけですから。読者が感情移入するのはおもに主人公です。

主人公は「一人でも多くの読者に、その気持ちわかる!と思ってもらえるリアルな感情を持つように設定する必要があり、何かを見てどう思ったか、何かあったときにどう感じたか、その感情の変化がリアルで説得力のあるようにしなければならない」のです。

漫画の中で、主人公は夢や願望を持って生きています。それを妨害する登場人物もいますが、そういう邪魔する勢力に立ち向かっていき、夢や願望を叶えることこそが、主人公の目的なわけです。

 

以上、剣名舞先生の「漫画原作で印税1億円を稼ぐ方法: あなたのビジネス経験がお金に変わる!」(東洋経済新報社)から勉強させていただきました。

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ABOUTこの記事をかいた人

沢村浩平(さわむらこうへい)

大阪府出身。ブログ「面白い物語に魅せられて」管理人

高校中退後に上京。様々なアルバイトを経て、保険調査会社に勤務する。保険の調査をしながら、テレビドラマの脚本や漫画原作の制作に携わる。

とは言っても、ある脚本家や漫画原作者の下書きばかりをしていた。要するにアシスタントである。

最初はテレビドラマの脚本を下書きをしていた。ひたすらプロットを作る日々が続く。ある日、先生に「これ、いいねえ」と言われ、はじめて脚本を書く。先生がそれに手を加えてみると、まるで別の作品になってしまったので、自分の技術のなさを痛感する。

保険調査会社に勤務しながら脚本の下書きを書いていたが、保険調査をしていた関係で、ある漫画原作者から協力を依頼される。

その企画はボツになったが、その後、その漫画原作者のもとで原作の下書きに携わる。潜入取材多数。タイトルは申し上げられないがテレビドラマ化されたものもある。

その後、脚本家の先生はご高齢のため亡くなり、アシスタントをしていた漫画原作者は廃業したため、独立することなく業界から足を洗う。

今現在は、保険調査の仕事をしながら、たまに演劇の自主公演の協力をしたり、専門学校生の自主制作映画の手伝いをしている。